ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

情景から心情を読み取らせる歌。

秋止符/アリス youtu.be 情景と心情を一つにする歌。 こんな素敵な詞、どうすればかけるのだろうか。 左ききのあなたの手紙右手でなぞって真似てみるいくら書いても埋めつくせない白紙の行が そこにある友情なんて呼べるほど綺麗ごとで済むような男と女じゃ…

言いたいことを言わない、と言う日本的な美。

わかってください/因幡晃 youtu.be この一曲に、日本特有の美しさが詰まっている気がする。 貴方の愛した人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう いつも言われた 二人の影には愛がみえると 忘れたつもりでも 思い出すのね 町で貴方に似た人を 見かける…

普遍的な恋愛感情を歌う。

あの素晴らしい愛をもう一度/加藤和彦と北山修 youtu.be こんなにも心に染み渡る詞があるだろうか。 人の数だけ恋愛があるが、その全てを理解しているような詞世界。 命かけてと誓った日から すてきな想い出残してきたのに あの時 同じ花を見て 美しいと言…

ボブディランで仕留める男。

学生街の喫茶店/ガロ youtu.be 学生街の喫茶店での風景描写、そして心情描写、 その両方を一発でリスナーに伝える「ボブ・ディラン」。 天才的すぎる歌詞である。 まさに、フォークの世界観を表した歌詞。 そして、この歌が恋の歌だと言うのが明確に分かる…

TAIJI在籍時のLOUDNESSの豪快さに浸ろう。

S.D.I/LOUDNESS youtu.be LOUDNESSといえば、長年世界中で活躍する日本の伝説的な メタルバンドであり、やはりVo二井原やGt高崎のイメージが強いが、 元XのTAIJIが在籍していた時代があったのを、ご存知だろうか。 TAIJIは1992年にXを脱退(クビ)した後、L…

SUGIZOのP90サウンドが好き。

ROSIER/LUNASEA youtu.be 一昔前までSUGIZOのギターといえば銀メッキのレスポール、 というイメージだったが、最近は特にストラト、 それもP90を積んだ個体を使用しているようだ。 SUGIZOといえば音の拘りが半端ない人。 自宅スタジオでも、 「ここに植物を…

VJS2016で奇跡の復活を果たした、刺激的なロック。

SO BAD BOY/BY−SEXUAL youtu.be 80年代後半〜90年代の、XやLUNASEAを中心としたいわゆる 初期V系シーンを駆け抜けたバンド、BY-SEXUAL。 1998年に解散した彼らだが、 YOSHIKIの熱烈な歓迎を受けてか、 XJAPANが主催したVisual Japan Summit 2016で 奇跡の復…

とても優しい、がっつりタトゥー。

GLORIA/ZIGGY youtu.be ZIGGY。 派手な見た目から、不良っぽさを感じるが、 歌詞を見ると、どれもセンシティブで優しさに溢れるものばかり。 代表曲『GLORIA』も、人々を理解し励ます非常に優しい歌だ。 アコースティックVer.だと、更に歌詞が身にしみる。 …

どれだけ涙を流せば、あなたを忘れられるだろう。

Rusty Nail/X JAPAN youtu.be Xは激しさとバラードのギャップが物凄い。 クラシック育ちのYOSHIKIだからこそ、激しくも美しい、 壮大な曲が書ける。 というように、 Xはそのサウンドばかりフォーカスされがちだ。 しかし私は、Xの詞世界が本当に好きだ。 幼…

【号泣注意】機械だからこその感動。

初音ミクの消失/cosMo@暴走P youtu.be 「人間卒業」というタグが流行ったほど、 歌うのが難関な曲。 その理由は「息継ぎができないから」であることからも、 これは機械にしかなし得ない音楽の表現方法である。 早口に、文字通り息継ぐ暇なく、次々に飛び交…

ギタリストは誰しもコピーするボカロの名曲。

天ノ弱/164 youtu.be 私自身、この曲が大盛況だった当時、 ギターを持って必死にイントロをコピーしていた。 初心者には割と難しいんだな、これが。 ブリッジミュートしながら弦跳びしないといけないから。 しかしその難しさ以上に、 かっこいいロックギタ…

恋と呼ぶには、穢れすぎてしまったよ。

地球最後の告白を/kemu youtu.be いつか見た夕焼けは あんなにキレイだったのに 恋なんて呼ぶには 穢れすぎてしまったよ こんな詞、どんな生活を送ってきたら書けるんだろう。 サビ後のドラムリズムが、なんとも首を振らせ、 人の感情をエモーショナルにさ…

デジタルの声だからこそ、切ない詞が良く似合う。

サマータイムレコード/じん youtu.be ロボットはプログラムの集合体であり、 そこに人間のようなエモーショナルはない。 これは本当だろうか。 むしろロボットだからこそ、 逆に切ない表現には長けている気がする。 昔懐かしい幸せな風景を想起させるこの曲…

飽きさせない工夫が散りばめられた大名曲。

ヒバナ/DECO*27 youtu.be イントロで持っていかれる、 いわゆる「ボカロック」の大名曲。 曲の完成度が高すぎて、静止画でもずっと聞いていられる。 と言いつつも、透明感溢れるこのイラストも、 切なく傷つくやすい少女の恋模様(歌詞)と重なって 一つの…

金曜夜には。

ロードショー/Age Factory youtu.be 金曜夜には、君と映画を。 イントロで激アツ号泣大失禁。 メロが始まって再び激アツ号泣大失禁。 テレキャス最高。歌声最高。 リズム隊もうまいよね、このバンド。 個人的にアツい歌詞は、 「ハッピーエンドの映画はよそ…

どの楽器も主張している素晴らしい編曲。

コンキスタドールの現実闘争/vivid undress youtu.be 曲を作っていると、各楽器間のぶつかり合いによく遭遇する。 それぞれが良いフレーズを弾いていても、 ぶつかったり煩かったりすると曲全体が台無しだ。 vivid undressはそこらへんの配分がものすごくう…

運命なんてないことをポジティブに捉えられる曲。

記憶について/PELICAN FANCLUB youtu.be 運命はいいわけさ 偶然が全てさ 目に見えないものを信じたい どれだけを歳をとって大人になり、 現実を知っても、 彼らの歌を忘れたくはない。 思い出を一口譲ってよ。

壁はなくなってしまった。

Broken youth/NICO Touches the Walls youtu.be 15年の時を経て、 「さぁ、壁はなくなった!」と、 前向きな姿勢を見せて昨年解散したNICO Touches the Walls。 彼らの活動をまた見れる日はあるのだろうか。 前向きな解散って、割と次はもうないんだよなぁ。

美しく太いロック。

赤煉瓦/sugar/es youtu.be かっこいいガールズロックバンド。 意外とこういう直球なロックしてるガールズバンドって、 そんなに多くない気がする。 みんな一捻り加えている中、 彼女たちだけは余計なものを一切省いたロックそのものを歌っている。

あなたほど世界を美しく見える人はいるだろうか。

強く儚い者たち/Cocco youtu.be 何かに惑わされた時。 世界に絶望した時。 どうしようもない理不尽な壁が立ちはだかった時。 それらは全て、Coccoが慰めてくれる。 同じ、弱い者だから。 けれども、その弱さは強さでもある。 それを教えてくれるから、 Cocc…

元きのこ帝国の歌姫。

面/佐藤千亜妃 youtu.be 私が最も救われたアーティスト。 それはきのこ帝国かもしれない。 それくらい、佐藤千亜妃には思い入れがある。 一時期は「3大鬱バンド」と言われたきのこの曲を書いていた佐藤は、 今では一つ垢抜けて、純粋なラブソングを書くこ…

アイドルだった頃を思い出せない。

棘/山本彩 youtu.be 昭和くさくもあり、現代のロックくさくもあり。 ハードロックかつフォーキーなサウンドが、個人的にどハマり侍です。 レスポール持ってるのもたまらんねえ。 しかしこうした、お顔の整った女性SSWのサポートには、 若くて清涼感ある、で…

心からロックしている、女性SSW。

ゆれるユレル/新山詩織 youtu.be 新山詩織の凄さは、彼女の精神世界の奥深さであるように思う。 一般的な女の子ではなく、独特の世界の捉え方を持っている。 顔もスタイルもよく、アイドル的なアーティストかと最初は思っていたが、 その幻想はすぐに打ち砕…

また、夏が来る。

また明日/藤原さくら youtu.be 最近は気温もグッと上がってきた。 早くも、また夏がやってくる。 しかしいいなぁこのPV。 風景や描き出した日常が追憶的な日本でありながら、 しっかりと藤原さくらの人間性、音楽性を描き出すことに成功している。 藤原さく…

ロックでありながら最高にキャッチーなメロディ。

さよならアイデンティティ/yonige youtu.be キャッチーなメロディが実は最高に好みである。 それでいてエモさも十分すぎる。 女の子に好かれるのはもちろんわかるけれど、 男にも何故か刺さるんだよなぁこりゃ。 やはりロックはある程度普遍的なテーゼを持…

魅力の秘密は考え抜かれたコード進行。

ソーダ/sumika youtu.be sumika。 ロップをポップに奏で、若い層を中心に大人気のバンドであるが、 彼らの魅力はコード進行にあると思う。 歌詞を見ると、切ない内容の曲が多い。 そしてメジャーキーの中で、それに沿うように切なく聞こえさせる コード進行…

爽快ロックに見えて、深い悩みを抱えているバンド。

春が終わる前に/Halo at 四畳半 youtu.be 最近ますますデカくなってきているバンド。 オルタナ特有の疾走感、爆発力。 そして彼ら独自の精神世界が個性的で素晴らしい。 P.S.PVでバンドと全く関係ない女の子出すことよくあるけど、 このくらいの出加減がち…

ブレイクのエモさを存分に味わって。

僕たち/cinema staff youtu.be イントロのブレイクで一気に持っていかれる。 それに加えてギターのジャキジャキ感、 手数の多いドラム、 これぞ、ロックの内省的心情の魅せ方。

tacicaってタイアップ曲作るのうまいよね。

aranami/tacica youtu.be 個人的に、作曲家には2種類のタイプがいるように思う。 自分の中で物語ができたときに作れる人と、 外から物語を持ってくる人。 前者は例えば、振られたり大切な人が亡くなったりした時に曲が浮かぶタイプ。 後者は例えば、映画を…

高橋優はやっぱりフォークだった。

素晴らしき日常/高橋優 youtu.be AKB、ジャニーズ、SEKAI NO OWARI、 あるいはディズニー、プリクラ、SNOW... これらの共通項は「非現実感」。 現代にウケるのは、 「現実離れさせてくれる」 エンターテイメントである。 そんな中彼は、 現実すぎるメッセー…