ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

音楽レビュー-邦楽オルタナ

これからの邦楽シューゲイザー・ロック

プリズム/17歳とベルリンの壁 youtu.be 初期きのこ帝国を匂わせるような、轟音と空間系の共鳴。 このシューゲイザーチックなエモさは、 これから先多くのリスナーを虜にするだろう。 ライブでの生の声を聞いてみると、 syrup16gとも似ていてびっくり。 やっ…

純粋に歌詞で涙できる曲。

夢見る頃を過ぎても/きのこ帝国 youtu.be 夢みる頃を過ぎても 歌手 きのこ帝国 作詞 佐藤千亜妃 作曲 佐藤千亜妃 明け方の街ではいつも あなたのことを考えています 夢みる頃を過ぎても 幾度となく戯けて見せて ねえ 蝶になれない蛹もいるってさ 待ちわびて…

金曜夜には。

ロードショー/Age Factory youtu.be 金曜夜には、君と映画を。 イントロで激アツ号泣大失禁。 メロが始まって再び激アツ号泣大失禁。 テレキャス最高。歌声最高。 リズム隊もうまいよね、このバンド。 個人的にアツい歌詞は、 「ハッピーエンドの映画はよそ…

どの楽器も主張している素晴らしい編曲。

コンキスタドールの現実闘争/vivid undress youtu.be 曲を作っていると、各楽器間のぶつかり合いによく遭遇する。 それぞれが良いフレーズを弾いていても、 ぶつかったり煩かったりすると曲全体が台無しだ。 vivid undressはそこらへんの配分がものすごくう…

運命なんてないことをポジティブに捉えられる曲。

記憶について/PELICAN FANCLUB youtu.be 運命はいいわけさ 偶然が全てさ 目に見えないものを信じたい どれだけを歳をとって大人になり、 現実を知っても、 彼らの歌を忘れたくはない。 思い出を一口譲ってよ。

元きのこ帝国の歌姫。

面/佐藤千亜妃 youtu.be 私が最も救われたアーティスト。 それはきのこ帝国かもしれない。 それくらい、佐藤千亜妃には思い入れがある。 一時期は「3大鬱バンド」と言われたきのこの曲を書いていた佐藤は、 今では一つ垢抜けて、純粋なラブソングを書くこ…

ロックでありながら最高にキャッチーなメロディ。

さよならアイデンティティ/yonige youtu.be キャッチーなメロディが実は最高に好みである。 それでいてエモさも十分すぎる。 女の子に好かれるのはもちろんわかるけれど、 男にも何故か刺さるんだよなぁこりゃ。 やはりロックはある程度普遍的なテーゼを持…

爽快ロックに見えて、深い悩みを抱えているバンド。

春が終わる前に/Halo at 四畳半 youtu.be 最近ますますデカくなってきているバンド。 オルタナ特有の疾走感、爆発力。 そして彼ら独自の精神世界が個性的で素晴らしい。 P.S.PVでバンドと全く関係ない女の子出すことよくあるけど、 このくらいの出加減がち…

ブレイクのエモさを存分に味わって。

僕たち/cinema staff youtu.be イントロのブレイクで一気に持っていかれる。 それに加えてギターのジャキジャキ感、 手数の多いドラム、 これぞ、ロックの内省的心情の魅せ方。

tacicaってタイアップ曲作るのうまいよね。

aranami/tacica youtu.be 個人的に、作曲家には2種類のタイプがいるように思う。 自分の中で物語ができたときに作れる人と、 外から物語を持ってくる人。 前者は例えば、振られたり大切な人が亡くなったりした時に曲が浮かぶタイプ。 後者は例えば、映画を…

曲名長すぎ。バンド名短すぎ。

舞台の幽暗に潜む『恩寵』は、躬を顫わす律動を媒介に顕現する。/te' youtu.be この人たちの曲名をしっかり覚えている人はどれくらいいるのだろうか。 曲自体はバチバチにカッチョいいんだけど、 歌詞もないし、曲名は覚えられる気配すらしない。 しかし、…

ACIDMANに泣かされる。

造花が笑う/ACIDMAN youtu.be ACIDMANのデビューシングル。 この男、リッケンバッカーが似合いすぎてるぜ。 味気ない花の色に染められた あの人の眼には何が映るだろう 本物の悲しみを背負っているから こんな歌詞が書けるんだろうなぁ。

2020年もこのバンドは熱い曲を出してきた。

She knows/VELTPUNCH youtu.be VELTPUNCHの新曲が公開された。 ヘヴィーなリフやギターソロ、 そして豊かな展開力は今年も健在だ。 VELTPUNCHはギターに目が行きがちだが、 全ての雰囲気を出している要因はドラムである。 わかりやすいノリやすい、かつロッ…

歪んだジャガーのアルペジオが堪らない。

ウーロンハイと春に/osage youtu.be 歪んだジャガーのアルペジオが堪らない。 この一言に尽きる。 と、思えば、轟音。 と、思えば、アコギ。 ギターだけで、様々なアプローチがこの一曲で楽しめる。 ルーツから辿ってみたくなるバンド。

言葉の力で近くに語りかけてくる。

キンモクセイ/オレンジスパイニクラブ youtu.be 昔のフォークソング、GSのような手口で 想いを伝えてくる。 詰まったメロディで優しく包んでくれるのが 好みな方々には、どハマりするバンドであろう。 ドラムも抑えめ、ギターの音色も美しく、 とても聴きや…

それぞれの記憶に突き刺さる曲。

エイプリル/mol-74 youtu.be 人間にはそれぞれ、 戻れない記憶がある。 戻りたい記憶がある。 その記憶を無理やり想起させてくるような曲を 数多く生み出すバンド、 それがmol-74であるように思う。 曲調は静かでありながらも、 確かに熱いものを伝えてくる…

yonigeはサポートを招いて大正解だった。

最終回/yonige youtu.be すごく演奏が安定している。 yonigeって、こんなに音厚かったっけ。 いやいや、サポート入れたのか。 もう、めちゃくちゃ大正解。 是非とも、最近のyonigeを聞いていただきたい。 全然違うバンドになってますよ。 何から何まで、バ…

切なく淡い、彼にしか書けない恋のうた。

逢瀬川/音速ライン 個人的にどハマりしているバンド。 メロディラインも日本的で、 我々の琴線に触れまくる切ないメロディ。 サビでゆっくりになる独特の展開も、 歌詞の悲しさと見事にマッチして、 より一層、心に突き刺さる風景を提示することに成功して…

激しさの中に寂しさを持つ。

前線に告ぐ/さよならポエジー youtu.be このバンドはひとつもハズレ曲がない。 アルバムを通して聴くことに価値があるバンド。 PV化されてない曲たちも、めちゃくちゃ良曲なのです。 垢が青になる様 日々は単調になっていくわ 無傷はふりだしたままの 象徴…

弱き我らの、全てを受け入れてくれる。

これでいいのだ/bacho youtu.be 一人孤独になった時、 誰も味方がいない時、 bachoを聴く。 「励ましてくれる」 そんな軽率な言葉では到底収まりきれない、 音楽の力を、彼らは持つ。

元キウイロールは、やっぱりアツい音を鳴らしている。

歓喜のうた/Didcharming man youtu.be 札幌発のエモ系オルタナバンド、キウイロールの現在進行形。 相変わらずエモい歌を作り続けている。 セミアコ使っているからだろうか、 オアシス系列の雰囲気も漂わせている、普遍的なサウンドを鳴らしてくれるバンド…

また、札幌から発掘。

バカネジ/キウイロール youtu.be 札幌はオルタナの聖地である。 eastern youth、Bloodthirsty Butchers、fOUL、COWPERS。 名だたるオルタナバンドが皆、札幌にゆかりを持つ。 向井秀徳も、札幌には特別な思いを寄せてますね。 今回のバンドは、そんな札幌の…

間違ってバンプのPVに来てしまった。

吉祥寺/ストレイテナー youtu.be Tシャツから帽子まで、 全部バンプやないかい。

突然の展開に心奪われる。

雀ノ欠伸/Saucy Dog youtu.be 正直、1サビまでは「よくある軽快ロック」だと思っていた。 しかし、間奏の展開以降、一気に心を奪われた。 よく、人はワンコーラスでその曲の出来を判断する、 と言われる。 しかし、そんな定石も忘れて、気がつけばフルで聞…

新たな「東京」

東京/the quiet room youtu.be 「東京」という題の曲には、本当に名曲が多い。 桑田佳祐。浜田省吾。ミスチル。 名だたる方々、それぞれの「東京」がある。 (個人的にはきのこ帝国の「東京」がたまらない。) 新たに見つめたこの「東京」もまた、 多くのリ…

やっぱり戻ってきてしまう、例えばそれは透明少女。

透明少女/NUMBER GIRL youtu.be 伝説のバンド、NUMBER GIRLと言えば、この曲。 彼らの他の曲を聴きあさり、 また他のバンドをいくら聞いても、 結局は透明少女に戻ってきてしまう。 脳が、田淵のギターを欲してしまう。 何年経っても廃れない、最高の音。 …

ただただ、伝説のバンド。

Omoide in my head/NUMBER GIRL youtu.be 邦楽オルタナの創始者。 そう言っても決して過言ではない。 今の日本の、異常なまでのFender文化、 シングルコイルでギターをかき鳴らす、 開放弦を織り交ぜた分数コードを用いる、 いわゆる「オルタナティブ」なロ…

敗北からの慰めは、命すらも救う。

海と花束/きのこ帝国 youtu.be ロックの本質は、弱虫であることだ。 負け犬であることだ。 だからこそ、生きるのに悩む人が、 みな、ロックの虜になっていく。 自身の精神を、救ってくれるから。 敗北の味を知っているバンドが大好きだ。 はしゃいで踊って…

不自由であることを誇れるだろうか。

スクールフィクション/きのこ帝国 youtu.be 最後の「生きろ」で、全てが解き放たれる。 個人的な話になるが、大学4年間はずっとこの曲に救われてきた。 とても大切な歌だからこそ、下手な解説はせずに、 ただただ、歌詞を見て欲しい。 過ぎゆく日々のなか…