それぞれが上手すぎる。
オリオンをなぞる/UNISON SQUARE GARDEN
ユニゾンはライブで本領発揮する。
なんて言ったって、メンバー一人ひとりの技術が桁違いだからだ。
ポップな曲構成、練られたコード進行もさることながら、
こんなにも安定した演奏力はなかなかいないだろう。
ギターのクランチ気味な音色も気持ちいい。
でも、作曲してんの田淵さん(Ba)なんだよね。
結構意外。
作詞 田淵智也
作曲 田淵智也
ごきげんよう どうかしたんだろ? 顔を見れば一瞬でわかるよ
退屈ガール 恵まれたいのかい 判定は審議の連続で
ヴィーナスサステイン 踊る街並み
Perfectly, Euphoria!
何でもないような言葉で泣いたりするし
ほら 僕達なんて十分適度にドラマチックさ 軽くスーパースター
オリオンをなぞる こんな深い夜
つながりたい 離されたい つまり半信半疑あっちこっち
新未来を願う 空前絶後の
言葉がもし、もし紡げるなら 時間が止まるよ
「ココデオワルハズガナイノニ」
最新の技術に関した盛大な発表に乾杯
退屈ガール 歌を歌うのかい オーディエンスは至って居なくてもいい
ヴィーナスサステイン 確かな感動
Perfectly, Euphoria!
切っても切れないんだ いい加減そろそろわかってよ
さあ 右手を伸ばして 暗い闇の底 お宝の探し 軽くテンション MAX
最後に笑えるぐらいの青春を
夢を見て 恋をして あきれ返るような日々を謳う
ナイフを持つ その、本当の意味が
あなたにもし、もしわかるのなら すごく嬉しいんだ
何度よろけて 倒れたとしても
さっき立ってたんだし 立てないわけがないよ
光る声は 軽くなって 宙に浮いて なるべくって 遠くへ
オリオンをなぞる こんな深い夜
つながりたい 離されたい つまり半信半疑あっちこっち
新未来を願う 空前絶後の
言葉がもし、もし紡げるなら 時間が止まるよ
オリオンをなぞる こんな深い夜に
僕がいて あなたがいて それだけで 十分かな
新未来を願う 空前絶後の
言葉がもし、もし紡げるなら 一緒に飛ばそうよ
昨日までをちゃんと愛して 見たことない景色を見るよ
「ココデオワルハズガナイノニ」
人々を救済する恋の歌、といえば個人的にこのバンド。
BELOVED/GLAY
ロックでありポップなバンド、GLAY。
明るい曲調のものも多いが、
それぞれにはリーダーであり作曲者のTAKURO(Gt)
の切ない想いが込められている。
ハッピーになる曲、政治的な曲、
GLAYは音楽を通していろいろなテーゼを提示しているが、
個人的にGLAYのいちばんの武器だと思うのは
崩れるほどに悲しいラブソングである。
TAKUROが純粋な心を持っているからこそ、
そしてその壊れかけの心を表現できるTERUの歌声があったからこそ、
GLAYは時代をこえて人々を魅了し続けているんだと思う。
BELOVED
アーティスト GLAY
作詞 TAKURO
作曲 TAKURO
もうどれくらい歩いてきたのか?
街角に夏を飾る向日葵
面倒な恋を投げ出した過去
想い出すたびに切なさ募る
忙しい毎日に溺れて素直になれぬ中で
忘れてた大切な何かに優しい灯がともる
やがて来る それぞれの交差点を迷いの中 立ち止まるけど
それでも 人はまた歩き出す
巡り合う恋心 どんな時も自分らしく生きてゆくのに
あなたがそばにいてくれたら
AH 夢から覚めた これからもあなたを愛してる
単純な心のやりとりを失くした時代の中で
3度めの季節は泡沫の恋を愛だと呼んだ
いつの日も さりげない暮らしの中 育んだ愛の木立
微笑みも涙も受けとめて
遠ざかる なつかしき友の声を胸に抱いて想いを寄せた
いくつかの出逢い いくつかの別れ
くり返す日々は 続いてゆく
やがて来る それぞれの交差点を迷いの中 立ち止まるけど
それでも 人はまた歩き出す
巡り合う恋心 どんな時も自分らしく生きてゆくのに
あなたがそばにいてくれたら
AH 夢から覚めた これからもあなたを愛してる
AH 夢から覚めた 今以上 あなたを 愛してる
絶望と希望のバドミントン
絶望と希望のバドミントン
絶望と希望のバドミントン。
歌詞、独特すぎでは?
しかし曲は最高にかっこいい。
イエモンといえばやはりJAMのイメージも強いけれど、
個人的にはロックど真ん中、ノリノリのイエモンが最高。
真っ直ぐなロック、レスポールが似合いすぎる楽曲、
最近、また、精力的に活動している大御所バンドです。
I Love You Baby
作詞 吉井和哉
作曲 吉井和哉
真夏にアイスを買いに行くように
願いをからめて吸いついてくれ
真面目な君の横顔と不真面目な君のからだごと
できればミキサーにかけて
飲み干したい気分さ Come on!
I love you baby I love you baby
I love you baby 感じる?
たった5、6分の宇宙などいらない
目の前のリアルな君が欲しいんだよ
この星は君のために回りこの夜は君のために歌う
君の生きかたとイキかたが
大好きさもう一度 Come on!
I love you baby I love you baby
I love you baby 感じて
絶望と希望のバトミントン
無性に君が必要だ
キャンドルがあと半分しかない
消えれば何も照らさない
足枷という名の幸せの鎖を外すカギを探す
何時までここに居られるの
必ず見つけるさ Come on!
I love you baby I love you baby
I love you baby I love you baby
枕の下かな? タンスの奥かな?
心の中かな? 見つからないかな?
I love you, I love you…
感じる…
若くして亡くなった東大卒ボカロPのバンド。
アンノウン・マザーグース/ヒトリエ
wowakaとしてボカロ界隈で活動し、
東大卒の青年がVoを務めていたバンドが、今回のヒトリエである。
本「アンノウン・マザーグース」もまた、
ボカロ初の「神曲」のひとつ。
うまく人間の演奏するロックに落とし込んでいる。
wowaka氏は2019年、急性心不全により31歳の若さで急死。
早すぎるその死を未だ受け入れられないファンも多いことだろう。
しかしバンド自体は、現在もwowakaの石を受け継ぎ活動を続けている。
今後も、wowaka無きwowakaサウンドを堪能させてもらおう。
アンノウン・マザーグース
歌手 wowaka feat.初音ミク
作詞 wowaka
作曲 wowaka
あたしが愛を語るのなら その眼には如何、映像る?
詞は有り余るばかり 無垢の音が流れてく
あなたが愛に塗れるまで その色は幻だ
ひとりぼっち、音に呑まれれば 全世界共通の快楽さ
つまらない茫然に溺れる暮らし 誰もが彼をなぞる
繰り返す使い回しの歌に また耳を塞いだ
あなたが愛を語るのなら それを答とするの?
目をつぶったふりをしてるなら この曲で醒ましてくれ!
誰も知らぬ物語 思うばかり
壊れそうなくらいに 抱き締めて泣き踊った
見境無い感情論 許されるのならば
泣き出すことすらできないまま 呑み込んでった
張り裂けてしまいそうな心があるってこと、叫ばせて!
世界があたしを拒んでも 今、愛の唄
歌わせてくれないかな
もう一回 誰も知らないその想い
この声に預けてみてもいいかな
あなたには僕が見えるか?
あなたには僕が見えるか?
ガラクタばかり 投げつけられてきたその背中
それでも好きと言えたなら
それでも好きを願えたら
ああ、あたしの全部に その意味はあると??
ねえ、愛を語るのなら 今その胸には誰がいる
こころのはこを抉じ開けて さあ、生き写しのあなた見せて?
あたしが愛になれるのなら 今その色は何色だ
孤独なんて記号では収まらない 心臓を抱えて生きてきたんだ!
ドッペルもどきが 其処いらに溢れた
挙句の果ての今日 ライラ ライ ライ
心失きそれを 生み出した奴等は
見切りをつけてもう バイ ババイ バイ
残されたあなたが この場所で今でも
涙を堪えてるの 如何して、如何して
あたしは知ってるわ この場所はいつでも
あなたに守られてきたってこと!
痛みなどあまりにも慣れてしまった
何千回と巡らせ続けた 喜怒と哀楽
失えない喜びが この世界にあるならば
手放すことすらできない哀しみさえ あたしは
この心の中つまはじきにしてしまうのか?
それは、いやだ!
どうやって この世界を愛せるかな
いつだって 転がり続けるんだろう
ねえ、いっそ 誰も気附かないその想い
この唄で明かしてみようと思うんだよ
あなたなら何を願うか
あなたなら何を望むか
軋んだ心が 誰より今を生きているの
あなたには僕が見えるか?
あなたには僕が見えるか?
それ、あたしの行く末を照らす灯なんだろう?
ねえ、あいをさけぶのなら あたしはここにいるよ
ことばがありあまれどなお、このゆめはつづいてく
あたしがあいをかたるのなら そのすべてはこのうただ
だれもしらないこのものがたり
またくちずさんでしまったみたいだ
壁はなくなってしまった。
Broken youth/NICO Touches the Walls
15年の時を経て、
「さぁ、壁はなくなった!」と、
前向きな姿勢を見せて昨年解散したNICO Touches the Walls。
彼らの活動をまた見れる日はあるのだろうか。
前向きな解散って、割と次はもうないんだよなぁ。
美しく太いロック。
赤煉瓦/sugar/es
かっこいいガールズロックバンド。
意外とこういう直球なロックしてるガールズバンドって、
そんなに多くない気がする。
みんな一捻り加えている中、
彼女たちだけは余計なものを一切省いたロックそのものを歌っている。