ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

魅力の秘密は考え抜かれたコード進行。

ソーダsumika

 

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sumika

ロップをポップに奏で、若い層を中心に大人気のバンドであるが、

彼らの魅力はコード進行にあると思う。

 

歌詞を見ると、切ない内容の曲が多い。

そしてメジャーキーの中で、それに沿うように切なく聞こえさせる

コード進行が散りばめられている。

それらの理論的に撒かれたコードたちが、

sumikaをどこにでもあるポップではなく、

その無二性を与えている。

 

気になる人はコードをちょっと勉強してみるといい。

セカンダリドミナントクリシェ、ディミニッシュやオーグメントコード、

ポップスで使われる範囲のコード理論を余すことなくふんだんに

使っている。

 

それでいてポップに昇華させ切っていることが一番すごいのだが。

 

震災後、平成最大のプロテストソング。

ずっとウソだった/斉藤和義

 

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2011年、東日本大震災のすぐ直後、

福島で行われた伝説のライブを紹介したい。

 

東電北電、特定名をバリバリに使った

自身の「ずっと好きだった」のアレンジver。

 

やはりこれは痺れたし、

年々平和になっていくロックの、

忘れてはいけない大切な役割を提示している。

それは単に反勢力というだけではなく、

「弱いものに寄り添う心」。

 

かつてThe Whoピート・ローズは、

「ロックは悩みを解決してはくれないが、

 悩んだまま踊らせてくれる。」

という名言を残した。

 

斉藤和義は間違いなく、

震災後の東北を、悩んだまま踊らせていた。

現代に生き残る正統派Rock&Folk。

月光/斉藤和義

 

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真っ直ぐで、ロックでフォーキーな彼のサウンド

デジタル、EDM全盛期の現在でも生き残ってる。

既に、ロックやフォークといった垣根を超えた、

普遍的な音楽の域にたどり着いているのかもしれない。

 

「やさしくなりたい」

歌うたいのバラッド

「歩いて帰ろう」

「ずっと好きだった」。

数々の名曲を生み出した彼であるが、

今回紹介するのは「月光」。

 

これも大名曲だと思うんだよなぁ。

昔のロックを現代に想起させている一曲。

魂を根底から振るわせるバンドは彼らしかいない。

らしさ/SUPER BEAVER

 

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最初のブレイクで、心がドキッとする。

 

変化が怖くて

変わらぬ日々も嫌いで

変わりたくて

変われなくて。

心地よいピアノバンド、見つけた。

春を忘れても/アイビーカラ

 

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ピアノとアコギのサウンドが心地よい。

シンガーソングライター系列にこういったサウンドを奏でている層は

一定数いそうだが、

バンドという形態でこれを見せてくれるのは、

思えばそう多くはないのではないだろうか。

 

間奏のピアノソロも秀逸。

隠れて、ストリングスも楽曲を上手に盛り上げている、

やっぱり、志村期が好き。

陽炎/フジファブリック

 

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今回の記事はフジファブリック

 

なんの曲を取りあげようか、相当悩んだ。

 

茜色の夕日、若者のすべて、桜の季節...

どれも名曲。陽炎以外も。是非とも聴きあさってみて欲しい。

 

フジファブリックの強みは、

やはり「優しさ」である。

歌詞から、「優しさ」が滲み出ている。

いや、滲み出すぎている。

 

その優しさは、繊細すぎる。

その優しさは、脆すぎる。

 

でもだからこそ、

 

やっぱり、志村期が好き。