ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

VJS2016で奇跡の復活を果たした、刺激的なロック。

SO BAD BOY/BY−SEXUAL

 

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80年代後半〜90年代の、XやLUNASEAを中心としたいわゆる

初期V系シーンを駆け抜けたバンド、BY-SEXUAL。

 

1998年に解散した彼らだが、

YOSHIKIの熱烈な歓迎を受けてか、

XJAPANが主催したVisual Japan Summit 2016で

奇跡の復活を果たした。

 

私もVJS2016を生で見ていた一人であったが、

当時の活躍を知らない私でも、

彼らが放つ異彩で危険なオーラに、

初期V系シーンの熱量と鋭利さを受け取った。

一気にファンになってしまった。

 

ちなみに、VJS2016の映像も残っている。

 

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とても優しい、がっつりタトゥー。

GLORIA/ZIGGY

 

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ZIGGY

派手な見た目から、不良っぽさを感じるが、

歌詞を見ると、どれもセンシティブで優しさに溢れるものばかり。

代表曲『GLORIA』も、人々を理解し励ます非常に優しい歌だ。

 

アコースティックVer.だと、更に歌詞が身にしみる。

 

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どれだけ涙を流せば、あなたを忘れられるだろう。

Rusty Nail/X JAPAN

 

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Xは激しさとバラードのギャップが物凄い。

クラシック育ちのYOSHIKIだからこそ、激しくも美しい、

壮大な曲が書ける。

 

というように、

Xはそのサウンドばかりフォーカスされがちだ。

 

しかし私は、Xの詞世界が本当に好きだ。

 

幼少期から体が弱く、その上父に自殺されてしまったYOSHIKIは、

なんとも言い難い少年時代を過ごした。

それらはYOSHIKIの優しく傷つきやすい人格を形成し、

その経験からの曲も多い。

 

毎回、倒れるまでドラムを叩くのも、

幼い頃からの「破滅の美学」ゆえ。

 

そんな、センシティブなYOSHIKIの詞世界が、

本当に好きだ。

 

『Rusty Nail』は、ハードロック調でありながらも

特に切ない一曲。