ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

私たちの望むものは/岡林信康

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音楽レビュー、第二回は岡林信康

「フォークの神様」と呼ばれた方です。

『22歳の別れ』『結婚しようよ』『恋人もいないのに』といった70年代の

明るいフォークソングではなく、60年代のメッセージ性の強いプロテストソング。

 

私たちはなぜ生きるのか。

正しいものは何なのか。

 

そんな哲学的命題を考えさせられる一曲です。

当時の時代背景(学生運動安保闘争)も相まって、

お客さんたちも一言一言しっかり聞き入っていますね。

 

ちなみに、バックバンドははっぴいえんど

細野晴臣大滝詠一松本隆鈴木茂の、現在でも大活躍されている、超伝説的バンドです。

はっぴいえんどは、また別の機会にしっかりと掘り下げます。

 

今回も、メッセージ性が強い歌なので、是非とも歌詞を味わってください。

 

最後のアンチテーゼ、あなたはどう解釈しますか?

 

 

 

私たちの望むものは

 

私たちの望むものは 生きる苦しみではなく

私たちの望むものは 生きる喜びなのだ

 

私たちの望むものは 社会のための私ではなく

私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ

 

私たちの望むものは 与えられることではなく

私たちの望むものは 奪い取ることなのだ

 

私たちの望むものは あなたを殺すことではなく

私たちの望むものは あなたと生きることなのだ

 

今ある不幸せに とどまってはならない

まだ見ぬ幸せに 今飛び立つのだ

 

私たちの望むものは 繰り返すことではなく

私たちの望むものは 絶えず変わっていくことなのだ

 

私たちの望むものは 決して私たちではなく

私たちの望むものは 私であり続けることなのだ

 

今ある不幸せに とどまってはならない

まだ見ぬ幸せに 今飛び立つのだ

 

私たちの望むものは 生きる喜びではなく

私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ

 

私たちの望むものは あなたと生きることではなく

私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ

 

今ある不幸せに とどまってはならない

まだ見ぬ幸せに 今飛び立つのだ

 

私たちの望むものは

私たちの望むものは