ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

【号泣注意】機械だからこその感動。

初音ミクの消失/cosMo@暴走P

 

youtu.be

 

「人間卒業」というタグが流行ったほど、

歌うのが難関な曲。

 

その理由は「息継ぎができないから」であることからも、

これは機械にしかなし得ない音楽の表現方法である。

 

早口に、文字通り息継ぐ暇なく、次々に飛び交う

「死への恐怖」というテーゼ。

 

その早さ故に、初音ミクの苦しむ表情さえも浮かんでくる。

 

ここまでの感動を伝えられるなんて、

もはや機械の範疇を超えている。

 

各作曲者たちを通して、

初音ミクは、人間になっている。

ギタリストは誰しもコピーするボカロの名曲。

天ノ弱/164

 

youtu.be

 

私自身、この曲が大盛況だった当時、

ギターを持って必死にイントロをコピーしていた。

初心者には割と難しいんだな、これが。

ブリッジミュートしながら弦跳びしないといけないから。

 

しかしその難しさ以上に、

かっこいいロックギターなんですよ。

そりゃ、みんな必死にコピーするわ。

そんな、

 

嘘つきの僕が吐いた、反対言葉の愛のうた。

恋と呼ぶには、穢れすぎてしまったよ。

地球最後の告白を/kemu

 

youtu.be

 

いつか見た夕焼けは

あんなにキレイだったのに

恋なんて呼ぶには

穢れすぎてしまったよ

 

こんな詞、どんな生活を送ってきたら書けるんだろう。

 

サビ後のドラムリズムが、なんとも首を振らせ、

人の感情をエモーショナルにさせる。

ピアノソロも秀逸。

楽曲構成も完璧。

 

ギター弾きとしては、

この曲はギター弾いててすんごい楽しい曲。

 

 

デジタルの声だからこそ、切ない詞が良く似合う。

サマータイムレコード/じん

 

youtu.be

 

ロボットはプログラムの集合体であり、

そこに人間のようなエモーショナルはない。

 

これは本当だろうか。

 

むしろロボットだからこそ、

逆に切ない表現には長けている気がする。

 

昔懐かしい幸せな風景を想起させるこの曲は、

ボカロだからこそ、名曲に仕上がったのではないだろうか。

飽きさせない工夫が散りばめられた大名曲。

ヒバナ/DECO*27

 

youtu.be

 

イントロで持っていかれる、

いわゆる「ボカロック」の大名曲。

 

曲の完成度が高すぎて、静止画でもずっと聞いていられる。

と言いつつも、透明感溢れるこのイラストも、

切なく傷つくやすい少女の恋模様(歌詞)と重なって

一つの世界を演出することに成功している。

 

 

歌詞で言えば、

2Aでいきなり出てくる早口英語はVo殺しですな。

 

間奏で急にノリを変えるGtとDr、

大サビ前のエレキドラム、

全て、リスナーを飽きさせないための工夫の数が素晴らしい。

さすが大御所。たくさん勉強させていただく箇所がある。