ナナメから直視する。

フォーク/ロックシンガー ナナメ/nanameの思想と音楽を素直なままに吐き出すブログです。

それぞれの記憶に突き刺さる曲。

エイプリル/mol-74 youtu.be 人間にはそれぞれ、 戻れない記憶がある。 戻りたい記憶がある。 その記憶を無理やり想起させてくるような曲を 数多く生み出すバンド、 それがmol-74であるように思う。 曲調は静かでありながらも、 確かに熱いものを伝えてくる…

現代の山下達郎。

Bluemin' Days/Yogee New Waves youtu.be 山下達郎が現代に再帰した。 そう思わせるのは、現代のシティポップ ・リバイバルのブームを never young beachらとともに牽引している、 「Yogee New Waves」である。 80年代のシティポップを、上手く現代にフォー…

ネバヤンはとにかくライブがアツい。

お別れの歌/never young beach youtu.be 現代のシティポップ ・リバイバルを牽引する彼ら。 シティポップというと、お洒落で穏やかなサウンド、 というイメージも強いが、 彼らのライブは相当アツい。 お客さんも相当盛り上がっているし、 演者たち自身も熱…

渋谷系好きの方々。最近リバイバルしてるんです。

明るい未来/never young beach youtu.be 現在のシティポップ ・リバイバルブームの中心が、 彼らnever young beachである。 「ネバヤン」の愛称で呼ばれる彼らの音楽性は、 80年代当時のシティポップそのまま。 しかもその上、現代にうまく昇華させている。…

私の中の、ポップ・ウォーキングベース。

恋とマシンガン/FLIPPER'S GUITAR youtu.be いわゆる「渋谷系」のど真ん中のバンド、 若き小沢健二の歌声が光る、FLIPPER'S GUITAR。 現代のロックシーン、ポップシーンにも、度々名前の上がる事も多く、 名前だけはなんとなく知っている、という人もいるの…

最近のシティポップ流行。だからこそ原点に。

夢を見る人/ORIGINAL LOVE youtu.be 夏の始まりは、シティポップを聴きたくなる。 最近はシティポップ ・リバイバルのブームがきているが、 やはりまずはそのオリジナルから聞かなくては。 ORIGINAL LOVEは五人組のバンドであったが、 1995年以降は田島貴男…

心に刺さるのは、やっぱりメロディック・パンク。

鳴りやまぬ歌/BUZZ THE BEAR 日本越しのアツいメッセージ性と、 秀逸で心に残るメロディーライン。 やはり、真っ直ぐ心に刺さってくるのは、パンク。 さらにただのパンクではなく、メロディック・パンク、となると、 敵わないね。 ちなみに、最新のOficial …

隠れたEDM系ジャパニーズテクノに中毒。

ダメよ♡/Mizca この曲と出会ったのはもう10年ほど前だが、 たまに、猛烈に聴きたくなる時がある。 発売から10年たった今でも、最先端の音楽でこういった シーンが展開されていることから、 現代でもウケの良いサウンドだとは思うのだが...

yonigeはサポートを招いて大正解だった。

最終回/yonige youtu.be すごく演奏が安定している。 yonigeって、こんなに音厚かったっけ。 いやいや、サポート入れたのか。 もう、めちゃくちゃ大正解。 是非とも、最近のyonigeを聞いていただきたい。 全然違うバンドになってますよ。 何から何まで、バ…

切なく淡い、彼にしか書けない恋のうた。

逢瀬川/音速ライン 個人的にどハマりしているバンド。 メロディラインも日本的で、 我々の琴線に触れまくる切ないメロディ。 サビでゆっくりになる独特の展開も、 歌詞の悲しさと見事にマッチして、 より一層、心に突き刺さる風景を提示することに成功して…

激しさの中に寂しさを持つ。

前線に告ぐ/さよならポエジー youtu.be このバンドはひとつもハズレ曲がない。 アルバムを通して聴くことに価値があるバンド。 PV化されてない曲たちも、めちゃくちゃ良曲なのです。 垢が青になる様 日々は単調になっていくわ 無傷はふりだしたままの 象徴…

弱き我らの、全てを受け入れてくれる。

これでいいのだ/bacho youtu.be 一人孤独になった時、 誰も味方がいない時、 bachoを聴く。 「励ましてくれる」 そんな軽率な言葉では到底収まりきれない、 音楽の力を、彼らは持つ。

元キウイロールは、やっぱりアツい音を鳴らしている。

歓喜のうた/Didcharming man youtu.be 札幌発のエモ系オルタナバンド、キウイロールの現在進行形。 相変わらずエモい歌を作り続けている。 セミアコ使っているからだろうか、 オアシス系列の雰囲気も漂わせている、普遍的なサウンドを鳴らしてくれるバンド…

また、札幌から発掘。

バカネジ/キウイロール youtu.be 札幌はオルタナの聖地である。 eastern youth、Bloodthirsty Butchers、fOUL、COWPERS。 名だたるオルタナバンドが皆、札幌にゆかりを持つ。 向井秀徳も、札幌には特別な思いを寄せてますね。 今回のバンドは、そんな札幌の…

キャッチー、かつパワフル。新たな女性ロックSSW。

平行線/さユり youtu.be 彼女の内なるエネルギーが一曲に集中されている。 ポップ、かつロック。 主張も非常に強い。世界観もしっかりと定義されている。 タイアップしたアニメの景色とも、しっかり噛み合っているし。 時代ウケもしそうな、新たな女性SSWの…

間違ってバンプのPVに来てしまった。

吉祥寺/ストレイテナー youtu.be Tシャツから帽子まで、 全部バンプやないかい。

突然の展開に心奪われる。

雀ノ欠伸/Saucy Dog youtu.be 正直、1サビまでは「よくある軽快ロック」だと思っていた。 しかし、間奏の展開以降、一気に心を奪われた。 よく、人はワンコーラスでその曲の出来を判断する、 と言われる。 しかし、そんな定石も忘れて、気がつけばフルで聞…

新たな「東京」

東京/the quiet room youtu.be 「東京」という題の曲には、本当に名曲が多い。 桑田佳祐。浜田省吾。ミスチル。 名だたる方々、それぞれの「東京」がある。 (個人的にはきのこ帝国の「東京」がたまらない。) 新たに見つめたこの「東京」もまた、 多くのリ…

シティポップ最前線かと思ったら。

怪獣の花唄/Vaundy youtu.be 最近のシティポップの流行は、もはやメインストリートとなってきつつあるが、 そんな中、シティポップを良い意味で逸脱してきた新曲を見つけた。 Vaundyと言えば、シティポップ系の心地よいサウンドを、 その引き出しの多さを存…

やっぱり、志村期が好き。

陽炎/フジファブリック youtu.be 今回の記事はフジファブリック。 なんの曲を取りあげようか、相当悩んだ。 茜色の夕日、若者のすべて、桜の季節... どれも名曲。陽炎以外も。是非とも聴きあさってみて欲しい。 フジファブリックの強みは、 やはり「優しさ…

正統派ロックまで、オシャレロックに犯されてしまったのか。

Living in the city/SCANDAL youtu.be 賛否両論分かれそうな新曲がきた。 やはり時代はシティポップ 、オシャレロックなのか。 海外を見ても、ファッションショーやアパレルショップに合うような曲ばかりがトップチャートに上がっている。 しかし、日本だけ…

やっぱり戻ってきてしまう、例えばそれは透明少女。

透明少女/NUMBER GIRL youtu.be 伝説のバンド、NUMBER GIRLと言えば、この曲。 彼らの他の曲を聴きあさり、 また他のバンドをいくら聞いても、 結局は透明少女に戻ってきてしまう。 脳が、田淵のギターを欲してしまう。 何年経っても廃れない、最高の音。 …

ただただ、伝説のバンド。

Omoide in my head/NUMBER GIRL youtu.be 邦楽オルタナの創始者。 そう言っても決して過言ではない。 今の日本の、異常なまでのFender文化、 シングルコイルでギターをかき鳴らす、 開放弦を織り交ぜた分数コードを用いる、 いわゆる「オルタナティブ」なロ…

敗北からの慰めは、命すらも救う。

海と花束/きのこ帝国 youtu.be ロックの本質は、弱虫であることだ。 負け犬であることだ。 だからこそ、生きるのに悩む人が、 みな、ロックの虜になっていく。 自身の精神を、救ってくれるから。 敗北の味を知っているバンドが大好きだ。 はしゃいで踊って…

不自由であることを誇れるだろうか。

スクールフィクション/きのこ帝国 youtu.be 最後の「生きろ」で、全てが解き放たれる。 個人的な話になるが、大学4年間はずっとこの曲に救われてきた。 とても大切な歌だからこそ、下手な解説はせずに、 ただただ、歌詞を見て欲しい。 過ぎゆく日々のなか…

最初の一文で心がグサグサになる。

ささやかなこの人生/風 youtu.be 「花びらが散ったあとの 桜がとても冷たくされるように 誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね」 音楽は、リスナーの心を刺した者勝ちです。 その意味では、一発で仕留められた。 作詞者・伊勢正三さんは、本当に…

22歳のうちに、この曲を紹介しなくては。

22歳の別れ/風 youtu.be 神田川に引き続き、またもや昭和フォークの大名曲。 今でもご活躍されている、伊勢正三さんのバンドです。 1975年、発売。 昭和のラブソングは深い歌が多くて心に刺さりまくります。 バンド名「風」も、個人的にはとても好きです。 …

最近のラブソングはどうもしっくりこない。

神田川/かぐや姫 youtu.be 昭和フォークの大名曲。 最近のラブソングの特徴として、 誰しもに当てはまる普遍的な愛を歌うのではなく、 他愛のない日常の風景一つを取り上げる、ということが言えると思う。 昔の曲はもっと、愛の本質に迫る曲が多かった。 「…

今だから聴きたい、加川良の『教訓』以外の教訓

この世に住む家とてなく/加川良 youtu.be 時の人・杏が『教訓Ⅰ』をカバーしたことで、 2020年現在にバズった加川良。 その衝撃的な歌詞に、今までフォークを1ミリも知らなかった 若者たちも、フォーク、そして加川良に強い関心を寄せた。 そんな方々、そし…

この曲が流行らないことを祈る。

『自衛隊に入ろう/高田渡』 youtu.be 今回はアングラフォークの大御所・高田渡。 数々のプロテストソングを世に残し、 70年安保学生運動の際にも大きい影響を与えた、 そんな、一時代を作ったお方です。 今聞いてもヒドく衝撃的なこの歌。 必要になる時代が…